呼吸器内科とは …
呼吸器とは、
鼻、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺、胸膜など呼吸に関わる器官の総称です。
ここでは、
呼吸器疾患についていくつかご紹介します。
喘息
喘息とは、気道がアレルギーなどの炎症によって敏感になり、気道が狭くなることで起こります。
症状としては、激しい咳や痰、ゼーゼーやヒューヒューといった喘鳴、呼吸困難などです。
原因ははっきりとわからないことも多いのですが、ダニやほこりなどのハウスダスト、花粉、食べ物などのアレルギーに関係するものや運動や天候・気温の変化、風邪などの感染症などアレルギーに関係しないものまで様々です。喘息は症状が出ていなくても気道の炎症は続いており、上記の原因がきっかけとなり再び症状が現れてしまいます。ですから、症状がある時だけ治療するのではなく、継続して治療することが大切です。
咳喘息
咳喘息とは喘息と同様に気道が狭くなり起こりますが、喘息との大きな違いは咳喘息にはゼーゼーやヒューヒューといった喘鳴や呼吸困難を伴いません。また風邪などの後に起こることが多く風邪の治った後2~3週間からそれ以上咳が続きます。咳喘息は喘息の前段階とも考えられていますので、しっかと治療することが大切です。
喘息も咳喘息も、気道に炎症が起こると一酸化窒素の濃度が炎症に伴って上昇するので、吐いた息の一酸化窒素を測定することで、より正確な診断、治療ができます。
慢性閉塞性肺疾患
慢性閉塞性肺疾患とは、慢性気管支炎や肺気腫といった病気の総称で、タバコの煙などの有害物質を長期に吸い込むことで生じる肺の炎症です。症状としては、慢性的な咳や痰、身体を動かしたときに息切れを感じる労作時の呼吸困難などです。最大の原因が喫煙であることから、長年の喫煙を背景に発症する生活習慣病といえます。ゆっくりと進行していきますので、早期には気付きにくいのが特徴です。
まずは呼吸機能を悪化させるタバコを止めること「禁煙」が治療の第一歩になります。
■ 詳しくは「禁煙外来」をご覧ください >>